こんにちは！
先日ペットの似顔絵をご依頼いただいた方から、新たにウエルカムボードとプレゼント用の小さめサイズ2点、合計3点のご注文をいただきました。
3点納品出来ましたので、今回はウエルカムボードを例に、ご依頼から発送までをこんな感じでやってます的なご紹介をしようと思います。
ペットの似顔絵のウエルカムボード
ご依頼者様のお宅は2世帯住宅で、1階にお母様ときなこちゃん（写真右）、２階にご依頼者様とあずきちゃん（写真左）が住まわれています。
今回は2世帯共通の玄関に飾る、ウエルカムボードを作って欲しいとのご要望でした。
①まず最初にお写真を送っていただきました。
写真は通常は確認用に他に２，３枚送って頂くのですが、今回のご依頼者様はInstagram をご利用で、そちらでワンちゃんたちの画像を確認することが出来るので、絵にする候補の３枚だけ送っていただきました。（あずきちゃんの写真は2枚送っていただき、片方を採用しました。）
②次に幾つかの確認事項に回答をいただきました。
サイズは？ → B4サイズ
縦？横？ → 縦で
背景に何かご希望は？
椿の花
虹色のリボンの中に welcome の文字
ゴールドの細めのクネクネしたリボン
2匹の名前
③回答を基に下絵作りを始めます。
背景のご要望に、虹色のリボンとゴールドのリボンが重複しているので、どちらか一方にしたいとこちらからお願いしました。
「ゴールドのリボンを優先してください」とのお返事をいただいたので、虹色のグラデーションはどこか別の場所に入れられたら入れるということにしました。
④出来上がった下絵の写真をご依頼者様に送ります。
切り貼り感満載！
しかも白地に色が無しなので、イメージがつかみにくいと思います。大体のレイアウトはおわかりいただけるかな～程度です。
⑤OKをいただいたら色付けに入ります。
このゴールドのリボンは、別の作品で描いたものを見て気に入ってくださって、ご指定いただきました。
赤い椿はお庭にあって、お父様との思い出のお花だそうです。
出来てきました。
後は真ん中に Welcome の文字を入れれば出来上がりです。
⑥迷った個所はご依頼者様にお聞きします。
さて、文字は何色にするか？
白は無難だけれども、ここに虹色のグラデーションを持ってきたらどうなるかな？
中々出来上がりが想像できないので、端材の黒いボードに白と虹色でそれぞれ大まかに描いて、絵の上に置いて写真を撮ってみました。
ホームセンターでMDFボードを切ってもらった時の端材を使ったのですが、こんな時に役に立つので捨てなくて良かったです。
どちらがご希望か、写真を送って選んでいただきました。
選ばれたのは右側の虹色の方。
⑦完成写真をお送りして確認していただきます。
ボードの方の文字に色を付けて出来上がったので、写真をお送りしました。
⑧購入手続きをして頂きます。（minne 経由でお願いしています。）
⑨発送
以上が今回お作りしたボードの発送までの流れになります。
オーダー作品は、出来るだけご希望に添うように制作していきますが、お写真だけ送っていただいて、背景などはお任せでも勿論大丈夫です。
又、ペットの似顔絵に限らずオーダーは承っております。
次の2枚は、同じご依頼者様から、プレゼントにしたいというご要望でお作りした作品です。
プルメリアのリース
お嬢様の25歳のお誕生日に、25個のお花を描いてほしいというご要望でした。
「複雑な花びらのお花だと小さいサイズに描くのは難しい」とお伝えすると、「プルメリアではどうですか？」とお返事をいただきました。
プルメリアなら花びらが5枚しかありませんから描けそうです。
それでも14㎝×14㎝のボードには入りきれず、20㎝×20㎝でお作りして出来上がったのが上の作品です。
蝶とタンポポ
こちらは別の方へのプレゼントとのことで、14㎝×14㎝のサイズです。
チョウチョをモチーフに出来ないでしょうか？とのご希望でした。
メインのチョウチョの邪魔をしない、色があまり付かない背景って何かある？と考えて浮かんだのがタンポポの綿毛です。
色が付かないし、丸いから可愛い。
最初、枠部分をグレーにして描いたのですが、地味すぎたので蝶と同じパステルカラーのグラデーションにして描き直しました。
パステルカラーのグラデーションだとキラキラして見えて、華やかな感じになります。オーロラの折り紙を連想します。
尚、こちらの作品はご依頼者様の了解をいただいたので、一般販売する予定です。
上の小さい2作品も、紙に描いた下絵の段階で一度確認をしていただいています。
オーダー制作は背景やレイアウトなどを一から考えるので、ご希望に添えるものを作ることが出来るか多少のプレッシャーは感じます。
けれど出来上がって喜んでいただけた時には、こちらも本当に嬉しくなります。
Instagramで他の方が投稿されたチョークアートの絵を見ていると、「うわー！凄い。こんな絵を描けるようになりたい！」と思う作品に度々出会います。
今日のあさイチでやっていましたが、脳はいくつになっても訓練次第で良い意味での変化をするそうです。
きっとあるであろう（あるハズ）私の伸びしろを信じて、完成度の高いオーダー作品が作れるように、これからも描いていこうと思います。
オーダーについてのご相談は、 minne のメッセージで承っております。
https://minne.com/@niziiro-art
お読みいただきありがとうございました。
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